暮れに、弟が釣ったハゼを焼いて干して雑煮の出汁用に持ってきてくれた。
子供の頃は、毎年雑煮の出汁はこれだと思って育った。
今はあまり捕れなくなりすっかり高級魚になってしまった。
ここ何年かは、ニュースで暮れの風物詩になってしまった感じ。
そこで今年の雑煮は、ハゼで出汁を取って作った。
懐かしい味がした。
人は認知症になっても昔食べた味を、憶えているものだろうか?
今回、初めて通販のおせちを頼んだ。
テレビCMを何度も見ているうちに、便利そうで楽ができそうだと思ったから。
どうせ二人きりだし、多品種の材料を揃えるのも大変だ。
何より億劫だ。
29日に配達された。可愛らしい3段重を冷蔵庫で解凍した。
おせちを頼んでも、煮魚や煮しめを作り、黒豆を煮て、なます、かまぼこ、刺し身魚、茶碗蒸しなど、用意するものは減らない。時間もかかる(どうせ暇だが)
でも、安心感がある。元日の朝の御膳に一の重の蓋を取ってそのまま供えた。
流石にきれいでよく映える。
当たり前だが、冷凍のかまぼことそうでないものは違う。
夕食にも、二の重を頂いた。
料理の種類もたくさんあり、色々な味が楽しめた。
半分ぐらい残っている。来年はやめよう。うちには必要なかったかもしれない。
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