何日か前から、庭の菜園の野菜が収穫できるようになった。
トマトはまだだが、キュウリとなすは二三個づつ取ることができる。
これから毎日だんだんと増えて、秋まで続くことだろう。
子供のころ一番最初に収穫したキュウリは、河童神様にと川へお供えしたものだった。
川に投げ込まれたキュウリは、河童神様に届くと信じていた。
今、老夫婦二人 糠漬けとサラダに使うぐらいなものだが新鮮な野菜はやっぱり美味しい。
平和な日常が過ぎていく。ぼんやりと無駄に過ごして申し訳ない気がする。
誰に?
こんなにも、ゆっくりゆったりとした老後生活に満足している。
これから先のことはわからないが、見たいときにプライムビデオを見て、
土いじりをして好きな植物を育て、昼寝もおやつも楽しめる。
遠い夏の日、おやつに食べたジャガイモの塩煮、砂糖をいれてきんとんにしたりもした。
あの味が無性に懐かしい。
こうして昔を懐かしむのも老後だからなのだろう。

ニンニクがたくさん収穫できた。
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