電話、メール、時計、カメラ、住所録、地図、懐中電灯、財布、新聞、百科事典、などなど。
この薄い小さなスマホは、全部を背負って歩いているのと同じだ。
若い頃、いや20年前でも、この状況は予測できなかった。
今自分が、生きているうちに利用できて、恩恵を受けていることに感謝したい。
有ると無いとじゃ大違い。
検索機能が有り難い。
わからないことや、忘れたこと思い出せないことを、キーワードを2つ3つ入れると答えに導いてくれる。
困っているときの、ベストアンサーにも何度か助けられた。
画像検索もよく利用する。なんて便利なんだろう。
遠くへ出かけるとき、路線乗り換え、時刻表、切符の手配。
ネット通販、メルカリや、PayPayも、スマホで覚えた。
ゲームやユーチューブも、のめり込み気味かも知れない。
掃除機は、故障してもさほど困らないが、スマホがなければ困る。
なければ困るスマホだが、震災前には携帯電話を持っていなかった。
必要も感じなかった。
震災のとき 避難所で利用する人たちを見て、携帯電話の便利さを知った。
何日後かに、NTTが災害支援で充電できるようにしてくれた。
数が少なく誰もがすぐにというわけにはいかず、少しづつ充電して使っていたようだ。
避難したとき住所録などは、持ち出していないので、後で親戚や知人に連絡するとき、困った。
今ならスマホに、電話番号も住所も登録してある。
避難するときは、何はなくともスマホは忘れず持って逃げよう。
この小さなスマホには、本当にたくさんの情報が入っている。
仮設住宅に入ってから、とにかく働かなくてはと仕事を始めるときに携帯電話を購入。
使い方もよく分からず、夜中に来たメールの着信ランプの見方も消し方もわからず、
眩しいので、バスタオルを被せたことを思い出して笑ってしまう。
その私が、今 スマホ依存症 を心配している。
でも、あと何年使えるかわからない。
運転免許のように、返納しなくともいいだろうが、
管理できず関心もなくなったら、止めようと思う。
色々なアプリ、アカウント、パスワード。
今でもちゃんと管理できている自信がない。
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