この冬の寒さで強いダメージを受けた植物。
去年までは冬が終わっても緑の葉だったが、今年は様子が違う。
何とか生き伸びて欲しいと、2月に茶色になった葉っぱと枝を少し切った。
3月末がこの状態
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右は、同じ場所に置いておいたビニールポットの挿し木苗だ。
今日触ってみると,枝はポキポキ 葉っぱもカラカラ 諦めなければいけないようだ。
不思議なのは、大きな木の方が体力もありそうなのに なぜ小さなビニールポットが元気なのだろう?
この月桂樹は ここに越して来た時に知人からお祝いに貰った。
調べてみると、もともと地中海沿岸が原産地でこの冬は無理だったのかもしれない。
9年間お疲れさま。それから跡継ぎまで残してくれてありがとう。
切っても切っても、毎年勢いよく枝葉が茂り、乾燥させた葉はカレーやポトフに利用した。
缶には、まだたくさんストックがある。挿し木苗が育つまで間に合うくらい?
月桂樹だけじゃない ローズマリー 金木犀 クチナシも危ない状態だ。
ローズマリーは、樹勢も強く茂ってくるので年に何度もハサミをいれていた。
青い花も香りも好きだった。それが見るも無残な枯れた杉っ葉のようになった。
写真を撮りたくない。私の記憶の中では、青々としたままだ。
挿し木をしておけばよかった。剪定した枝を挿しておけば、簡単についたはずなのに。
きんもくせいは、震災前に住んでいた家の庭に植えてあった。
毎年秋になると、たくさんの花を咲かせその香りが家の中を通っていった。
落ちた花で地面が黄色くなった。 花を摘んでシロップを作ったこともある。
毎年 脚立に上って,シュンシュンと伸びてくる枝をハサミで切り落としたものだ。
だから、ここに越してきてすぐ ホームセンターで金木犀の苗木を買った。
だが木は大きくならず、葉っぱも小さく数も少ない。花も咲かない。
ローズマリーと月桂樹に教えられた。金木犀も耐寒性に問題があったのだと。
同じ県内ではあるけれど、冷え込みが厳しいマイナス10℃以下の朝が何度かある。
ローズマリーと月桂樹はこれまでは無事に過ごせたが-15℃に耐えれなかったのだろう。
金木犀はここでは無理だったんだろう。適した環境でこそよく育つのだ。
枯れた木をそのままにしておくわけにもいかない。気が重い。
クチナシは先端部の葉や茎は茶色になっているが、緑の葉も残っているので、切りつめて
何とかなりそうだ。今年の花は望めそうにない。
私の数少ない趣味の一つが土いじりだ。始めるとあれもこれもと時間がたつのが早い。
日曜日は趣味の園芸を必ず見る。この時間は掃除機をかけたりしてうるさくしないようにと、
夫には言ってあるので、おとなしくしてくれている。自由にさせてくれて有難いことである。
特に夫婦仲がいいわけではないが、一緒に暮らす運命共同体というか同士のようなものだと思う。
相手の留守を願うばかりの生活というのも困るので、互いに適度な距離と自由を楽しんでいきたい。
花好きの人の庭は、案外ごちゃごちゃしてまとまりがないようだ。(私の知っている一部の人)
私も、見ればあれこれ欲しくなり隙間があれば植えてしまう。
やがて、成長したり増えたりしてバランス崩れる。増えてもなかなか捨てれない。
ガーデニングの断捨離だ。適量であれば… これが難しい。
前は広い庭や畑が欲しいと思っていた。ターシャチューダーの庭を夢見た。
今は所有することに欲望がない。
立派な庭でなくても、狭くとも自分の好きなように土いじりを楽しもうと思う。
カタログや広告を見て今年は何を育てようかと迷う。幸せな時間。
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