洗濯機の柔軟剤投入口に洗剤を入れてしまった。
置き忘れた物を探すのに何日もかかった。
さほど大事なものでなくとも気になる。
それが、意外な場所にあったりする。
確かここも見たはずなのにと思ったりする。
人の名前が出てこない。思い出すまで時間がかかる。
思い出せればまだいいが、思い出せないでイライラしている方が多い。
認知機能とスピードの低下は、はっきりしている。歩く速度も動作も。
当たり前の老化現象なのだろうが、なんだか悲しくなってしまう。
若い頃聞いた井上陽水の、「人生が二度あれば」という歌を思い出す。
♪~父は今年2月で65 顔の皺は増えてゆくばかり~♪
歌い出しのメロディも詩も親に対する愛情とやるせなさを感じる。
初めて聞いたときは、親が年老いてきているんだなぐらいにしか思わなかった。
自分の親も、まだ若かった。自分にとっては60代はまだまだ遠い先だった。
今、歌詞の父母の年齢をとうに過ぎている。
♪~母は今年9月で64 子供だけのために年取った。母の細い手 漬物石を持ち上げている~♪
細くはないが、今の自分の姿に重なる。私は子供だけのために生きてはいないが …
確かに年をとった。
人生が二度あればなんてありえないけれど…
過ぎたことは変えられないけれど、これからの残った時をできるだけ好きなように生きよう。
この頃時間が経つのが早く感じられる。
テレビを見ていると、この間見たばかりなのにもう一週間経ったの?と思う。
この調子で過ぎていくのかしら?
今日は、敬老の日 平均寿命は伸びても心配の種は尽きない。
あまり長生きして迷惑をかけたくない気がする。
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