> 些細な事 | 老後生活

些細な事

スポンサーリンク
日常生活

毎日の生活は些細なことの積み重ね。ドラマのようなことは起きない。

相手に不満はあっても、今更どうにもならないと半ば諦め争わないようにしているのかもしれない。

「冷蔵庫が閉まっていないぞ。」

「戸棚の扉が、開いていてぶつかりそうになった。」

流し台に立つ私の足元にはねた水を、ティッシュで拭き取りながら

「気付かねんだべが。」などと言う。正直ムカつく。それも食事の支度の最中にだ。

冷蔵庫は野菜を戻すところで、食器棚は皿とタッパーも、これから使うのだ。

水仕事をしていて、1滴2滴床に落ちてもそれがどうした?今このエリアに入らないでもらいたい。 

と、心の中で思っていても口には出さない。また始まったとやり過ごす。

夫にすれば、何度言っても反省も改善もない呆れた妻だ。

自分勝手で粗探しが多いと感じるのは、自分もそうなのだろうかと思う。

共同で何かをするとうまくいかない。私のこうしたら?が聞き容れられないようだ。

否定したわけではないが、プライドが傷付くのかもしれない。

ああ、面倒くさい一人でした方がずっと早い。そのくせ 「俺がやってやるから」と言い出す。

有難いが、ノーサンキューだ。黙っていて留守中に一人ですることにしよう。

夕食時、「ご飯の量が多すぎる。食べても食べてもなくならない。」と宣う。

糖尿病の薬を飲んでいて、ご飯は普段100グラムを量って食べている。今日は量らなかったが、

オーバーしても、せいぜい20グラムだ。そっちの言い方の方がよっぽどオーバーだ。

本当?魔法のご飯ね。おかずが多かったんじゃないのと心の中で返事をする。

ご飯が減った分、野菜やおかずの品数が増え手間がかかる。

夕方4時過ぎてから、カレーが食べたいなどと言う時がある。

私はレトルトカレーが好きだ。色々な味が楽しめる。レストランのビーフカレーがお気に入りだ。

ところが、夫はレトルトじゃないカレーが食べたいと言う。

すぐ、全てのリクエストに応じているわけではないけれど、翌日か翌々日には作っている。

餅が好きで、いつもは100グラムのご飯を食べているのに 150gの餅を食べて何も言わない。

餅は糖質でないと思っているのだろうか。

もともと甘いものが好きなのに、我慢している努力は認める。数値も良くなってきている。

食べたい物を、誰にも遠慮せず、自由に好きなように料理し食べることができる幸せ。

毎日しんどいと思うことも時にはあるが、たとえ一人暮らしでも料理を楽しんでるだろう。

この状態が、長く続くことを願っているができなくなる日がやがて来るのだろう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました